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だれかのふるさとと出会う旅
ふるさとへ帰るとき、ふるさとから戻ってくるとき、多くの人にとって発着点となる東京駅。100年ほど前から人々の往来を見守ってきました。そんな東京駅からほど近く、古美術店やギャラリーが集まり、芸術文化の集積地となっているのが京橋エリア。江戸時代には狩野派の屋敷や歌川広重の住居があり、長い時間をかけてアートの土壌が育まれてきました。東京とふるさとをつなぎ、アートスポットとしての魅力も有する京橋で、本企画を展開することに大きな可能性があります。京橋エリアで各地をテーマとした写真展を続けていくことで、東京と地方を新しい形でつなぎ、双方の活性化や賑わいの創出に貢献することを目指します。
01 石川県
第一弾となる今回は、日本のすべての市町村を訪ね、撮影をしてきた写真家・仁科勝介の作品を展示します。
そのなかから石川県内で撮影されたもの30点~40点ほどをセレクトしています(2024年能登半島地震以前に撮影)。会期と同じ夏の時期に撮られた写真が多く、今回の地震で被災した輪島の千枚田や黒瓦の屋根が美しい集落群など、当時の風景が蘇る作品の数々です。
関連企画として、3.11に関する活動も多数行ってきたアーティスト・瀬尾夏美が能登半島地震発生後に現地を訪れ、撮影した写真やそこで感じたことの言葉の紹介も行います。
そのほか、能登半島地震復興支援を目的に発行された『ノトアリテ』(発行元:NPO法人共存の森ネットワーク、企画制作:一般社団法人くくむ、協力:石川県里山振興室)を設置し、輪島塗を始めとする石川県の伝統技術の魅力を本を通じて閲覧できるようになっています。
写真家 仁科 勝介
写真家。1996年岡山県生まれ。広島大学経済学部卒。在学中に、日本の全1741の市町村を巡り、『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)を出版。2023年春より、平成の大合併時の旧市町村一周をすべて巡る旅に出る。
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だれかのふるさとと出会う旅 01石川県写真展
開催日程:8月5日(月)~9月30日(月) ※土日祝閉館
開催時間:10:00~19:00 ※9月30日は18:00まで
会場:東京スクエアガーデンアートギャラリー
(東京都中央区京橋3-1-1/東京スクエアガーデン1階オフィスエントランスホール)
入場料:無料
主催:一般社団法人くくむ、東京建物株式会社、株式会社POD
協力:東京スクエアガーデン
後援:石川県
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000140362.html