Safety & Security安全・安心

巨大地震や台風等の自然災害は、安全・安心な暮らしを脅かす大きなリスクです。近年の気候変動の影響等により、甚大な被害をもたらす台風や異常気象が頻発するなか、暮らしの基盤である住宅はもちろん、オフィスの安全性に対する関心もこれまで以上に高まっています。
東京スクエアガーデンでは、平常時より災害へのレジリエンス(強靭性)を高め、お客様へ安全・安心を提供することが重要な責務であると考えています。

災害対策

江戸川層を支持層とする強固な地盤

日本橋・八重洲・京橋エリアは、武蔵野大地の延長上に伸びる天然の半島「江戸前島」の上に立地しており、強固な細砂層(江戸川層)からなる地盤を有しています。

法令以上の耐震性の目標を設定し、
高い安全性を確保。

超高層建築物の構造計算基準で定められた地震動の1.25倍の地震動を設定し、それに耐えられる極めて高い耐震性能を確保しました。また、法令で定められた地震動以外にも、過去に観測された地震動やその敷地での模擬波を用い、より詳細な検証も行っています。

集中制震システムの採用による高い耐震性能

オイルダンパーを低層部に集中的に配置することにより、建物の足元で地震の揺れを効率的に吸収。中層部においては、架構の剛性を高めるために鋼材ダンパー(座屈拘束型アンボンドブレースダンパー)をバランス良く設置。さらに、高張力鋼と高強度コンクリートを使用した高耐力CFT柱を採用するなど、高い耐震目標を達成する為の最新の構造技術を導入しています。

東京スクエアガーデンでの帰宅困難者受け入れ訓練

災害時の帰宅困難者支援

大地震等の発生の際には、交通機能が麻痺し、多くの帰宅困難者が発生する可能性があります。
東京スクエアガーデンでは、ご入居企業の支援準備を整えるとともに、自治体と協定を結び、周辺からの帰宅困難者の受け入れを想定した体制構築・物資備蓄を進めています。

災害時の停電対策:非常用発電機の設置

停電を伴う災害時におけるご入居者並びに帰宅困難者への対応として、必要最小限の生活機能を維持するために自家発電電源を確保しています。供給先は、災害対策拠点となる防災センターの監視機器、共用部の保安照明、トイレの給排水電源、エレベーター等です。さらに、ご入居中の医療機関へは災害時の応急手当対応のため、またFM放送局へは災害時に地域へ向けた情報発信源として保安電源の確保を行っています。

災害時の停電対策
・信頼性の高いスポットネットワーク(SNW)受電方式を採用
・ビル共用部用非常用発電機運転時間を約72時間確保
・テナント専有部へも15VA/㎡、約72時間電源供給可能
(オプション対応)
・テナント非常用発電機の設置スペースを用意
(ガスタービン式1,500kVA・1,000kVA・500kVA
各1台の
スペース(有償)、オイルタンク50,000ℓ実装)
災害時への
管理体制
管理側防災備品の常備

担架・救急箱
バール・車椅子

防災備品倉庫の設置

帰宅困難者用
支援物資の備蓄

非常時利用可能な
トイレを確保
緊急地震速報の導入
AEDの設置
テナントへの
講習会を実施

消防設備機器の機能説明

セキュリティ対策

24時間有人管理・非接触型ICカードシステムを採用

24時間有人管理が安心のオフィスライフをサポート。さらに、オフィスへの入室を制限する非接触型ICカードシステムを導入しています。

その他の対策

混雑情報をリアルタイムで施設利用者へ提供

飲食テナントの混雑状況がリアルタイムでわかる「nomachi」を導入しています。
事前にお店の混雑状況を確認し、来店することができます。